産業革命の発祥の地として知られる「イギリス」。
別名でイングランドとも呼称されることも多い。
このイギリスにも、古代文明である原始人によるマンモス狩りなどの石器時代や、
巨石を多様に用いたストーンヘンジのような遺跡郡が見つかっています。
この当時、イギリス(イングランド)を支配していた種族の名前は「ケルト(=ブリトン人)」という種族が支配しており、ちょうど日本で例えるところの「弥生時代」(=紀元前400年~500年頃)となります。
イギリス(イングランド)の支配をめぐる種族の争い
イギリス(イングランド)大陸は古代で言うところのローマやフランスの植民地として、
利用されてきました。
そのため、この当時イギリス(イングランド)を支配していたケルト人との戦争が耐えませんでした。
そして、時代とは後退なく無情に前進を重ねます。
イギリス(イングランド)王室の歴史と起源(ルーツ)
時代は5世紀なるとケルトに変わり、ゲルマン人が大移動を開始し始め、ケルトになり代わりゲルマン人がイギリスの支配を強めます。
しかし、その後すぐにスコット人、ピクト人などが相次いで侵略を始めたため、ケルト人は急遽、アングロサクソン人へ救援を求めることとなる。
その結果、アングロサクソンとケルト人との混在した種族が成立し、現在のイギリス人(イングランド人)のルーツとなっていくこととなる。
この後、アングロサクソン人における「七王国」と呼ばれる七つの王家が誕生することとなる。
アングロサクソン人におけるイギリス(イングランド)支配と「七つの王国」
まず、イギリス(イングランド)の七つ王国とは?
「イーストアングリア王国」、「エセックス王国」、「ウェセックス王国」、「ケント王国」、「サセックス王国」、「ノーサンブリア王国」、「マーシア王国」と呼称される。
しかし当初、実際には100を超える王国がイングランド(イギリス)中に点在し、最終的にこの七つの王国が束ねる形となり七つの王国による支配形成の様相が築かれた。
これら七つの王国の系譜(家計図)が、現在のイギリス(イングランド)の王家(=王室)のルーツ・起源となる。
☆豆知識☆
◎ゲルマン人とは?
- スウェーデン
- ノルウェー
- デンマーク
などの「スカンジナビア諸国(半島)」で生活をしていた原住民であり、ゲルマンの大移動が有名である。
◎ケルト人とは?
ローマ語でブリトン人やガリア人とも呼称される。
ヨーロッパ全域、アフリカ、オセアニアなど、世界中に分布して居住していた原住民族。
住んでいた土地柄により、若干風習や言語なども違った。
◎ピクト人とは?
現在のアイルランドを支配していた、アイルランド原住民。
◎スコット人とは?
スコットランド地方を支配してた、スコットランド原住民。
◎アングロサクソン人とは?
現在のドイツで生活をしていた種族アングル人・ジュート人・サクソン人
などを指し示す。
これら3つの部族以外にも部族があったと伝わるが、アングロサクソンは主にこの3部族を指す。
3部族ともゲルマン系の民族の一種である。
◎アングル人とは?
ドイツの最北端に住む種族。
◎ジュート人とは?
現在のデンマークとドイツの北海岸地方(ユトランド半島)に住んでいた部族。
「ユトランド半島」の「ユトランド」こそ「ジュート人の国」の意を指す。
◎サクソン人とは?
現在のドイツの北~中部地方を支配していた種族。